78歳にタイムスリップしたおばあちゃんと私

アルツハイマー症認知症の祖母と家族のリアルな365日

お姉ちゃんとおばあちゃん

私より4歳上のお姉ちゃん(じゅん)は、おばあちゃんのことをおばあちゃんと呼びます。

 

幼稚園、小学校の時は、”おばあちゃま”と呼んでいた。というかまほ(母)から呼ばされていた。ちなみに、おじいちゃんのことは”おじいちゃま”

 

お姉ちゃんよりも先に反抗期が来た私は、小学生になるやいなやさっさと”おばあちゃん”と呼び方を変えたが、お姉ちゃんは、中学生になるまで”おばあちゃま”と呼び続けていた。

 

お姉ちゃん(じゅん)は、小さな頃からクラシックバレエ、ピアノ、油絵、フィギアスケートと聞くからにお嬢様的な習い事に明け暮れていた。

そして、おばあちゃんはいつもそれを応援してくれていた。

 

そんなおばあちゃんの介護を誰よりも積極的に取り組んでいるのが、お姉ちゃん(じゅん)だ。

お姉ちゃん(じゅん)は、仕事柄お昼の時間帯が空くことがあるため、おばあちゃんがデイサービスに行かない日のお昼ご飯を作って届けたり、肺炎や風邪で緊急入院した時は誰よりも先に病院に駆けつける。

 

そして最近、おばあちゃんはデイサービスを嫌がるようになった。

毎朝、行きたいくない。送り出すまでに1時間以上かかる時もある。

 

でも、お姉ちゃんが送り出す時だけは違う。10分やそこらでスムーズに送り出している。

 

どんな裏技を使っているのだろうか?

 

おばあちゃんを自然と前向きな気持ちにしているのだろうか?

 

だとすると、最高のおばあちゃん孝行だと思う。