78歳にタイムスリップしたおばあちゃんと私

アルツハイマー症認知症の祖母と家族のリアルな365日

母とおばあちゃん②

孫の私からは、おばあちゃんにとって息子は大変出来が良く自慢の子供、娘(まほ(母))は出来が悪く世話がかかる子供だったように見えていた。

 

おばあちゃんはいつも出来の良い息子のことを褒めていた。

まほ(母)のことは、(おばあちゃんの)お金ばかり使ってといつも怒っていた。

 

真相はわからないけれども、少なくとも私のイギリス留学費用は、全ておばあちゃんが負担してくれた。感謝でしかない。

 

まほ(母)の金銭感覚は置いといても

 

少なくもこの8年、まほ(母)の献身的に看病する姿を見ていると、100%じゃないにせよ今までの恩返しはできてるんじゃないかな?と思う。

 

まほ(母)は、おばあちゃんの入院する時のパジャマや、たまにお出かけするお洋服もちゃんとおばあちゃんのことを考えて、少しでも可愛いくて似合うものを選んで買っている。(多分お値段はそれなりにしている。)

 

おばあちゃんにできるだけ美味しいものを食べてもらおうと、スーパーではなくデパ地下で買っている。(これももちろんお値段はそれなりにしている。)

 

この結果、おばあちゃんのお財布をまほ(母)が管理するようになって、赤字続き。笑。

 

そして、他の家族やまほの兄から非難を浴びるまほ(母)

 

 

でもさ、よくない?

 

 

お財布管理するのも、入院手続きするのも、食事も介護も基本、まほ(母)がしてるんだし、

はみ出た分は、自分が働いて補填してるんだから。

 

 

しかも、おばあちゃんのことを思って、少しでも良いものを着させてあげたい、美味しいものを食べさせてあげたいという思いやりがベースにあるんだから。

 

 

と、私はおばあちゃんのためなら良いかな〜と思っている。